総合学科高校である吉井高校には、多様な進路希望を持った生徒が入学してきます。そこで大切になるのが「キャリア学習」です。自分の強みや適性を知り、社会とどのように関わりながら生きていくかを考える学習です。
吉井高校では、3年間のキャリア学習を通して「予測困難な時代において、新たな価値を創造していく力」を身に付けます。1年次の「産業社会と人間」、2年次の「総合的な探究の時間」、3年次の「課題研究」をそれぞれCS1、CS2、CS3と呼び(CSは「Carrier Study」の略です)、継続的に授業の中で社会貢献に挑戦しています。
1年次 「産業社会と人間」(2時間/週)
CS1(産業社会と人間 1年次2単位)では、「発見」をテーマに「自己理解を深めるとともに、社会の課題を発見する力を養う」ためのプログラムを実施しています。自己理解を深める活動を取り入れながら、自らアポイントメントを取り興味のある仕事についてインタビューする「仕事インタビュー」、職業を体験しながら社会に潜む課題を発見する「インターンシップ」などを行っています。また最後には一年間の学習を振り返ってまとめ、その経験から後輩へのアドバイスを考えて発表する「吉井ナビ」も行っていいます。 |
2年次 「総合的な探究の時間」(1時間/週)
CS2(総合的な学習の時間 2年次1単位)では、「挑戦」をテーマに「自分の強みを生かし、社会貢献のための新たな価値創造に挑戦する」ためのプログラム「idomu(挑む)」に取り組んでいます。授業ではまず、生徒の生活圏内にある企業等10数社に協力を依頼し、企業等の抱えている課題や困り事を「課題シート」として提示していただきます。生徒は4人一組のチームとなり、課題に向き合い、企業や仲間と連携しながら、その解決に挑みます。1社につき、生徒4~16名(1~4チーム)が担当し、継続的に企業等と連絡・相談しながら、解決策を提案するプログラムです。 5月末に生徒と企業等の顔合わせが行われ、活動がスタートします。フィールドワークや企業等へのインタビュー等を通して、生徒は企業課題を生徒なりの視点で解釈していきます。活動を重ねるうちに生徒と経営者・若手社員との対話も次第に活発になり、課題を自分事として捉え、解決策を練るようになります。
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3年次 「課題研究」(2時間/週)
本校の課題研究は、「総合的な探究の時間」として行われます。 CS3(総合的な学習の時間 3年次2単位)では、「飛躍」をテーマに「キャリアを生かし、社会・他者と協働して新たな価値創造に挑み、社会貢献できる総合的な人間力を身に付ける」ために、生徒は地域・社会に目を向け、~誰かを笑顔にするために~課題を解決するアクション「マイプロジェクト」を企画します。自ら設定した課題の解決に向け、社会とつながりながら探究学習を進めていきます。 【探究テーマ例】 |
本校で実践されているキャリア教育が評価され、文部科学大臣表彰を受賞しました。令和6年1月25日に開催された「令和5年度キャリア教育推進連携シンポジウム」の中で表彰式が行われました。
吉井高校だより(1月号)もご覧ください。
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上信電鉄を利用
高崎駅 → 馬庭駅(約19分)
片道運賃490円(通学定期使用の場合、1ヶ月10,910円)
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